自治体の水道管工事、再開へ 東京都や大阪市
神東塗料が水道管用の塗料の認証を不正に取得していた疑いがある問題で、水道管工事を停止していた東京都や大阪市などの自治体が工事を順次再開する。神東塗料の主要製品の安全性を日本水道協会が確認したため、クボタや栗本鉄工所など鉄管メーカーがダクタイル鋳鉄管の出荷を再開することを受け、安全性が確認できた工事から再開する見込みだ。
東京都水道局は19日までに、安全性が確認された製品を使用する工事について、順次再開すると発表した。問題の塗料を使った水道管を含む一部の工事を停止していた。大阪市水道局もゼネコンに工事を再開するよう通知し、再開していく。これまでに発注している市内の水道管工事約80件のうち半分程度を停止していた。堺市上下水道局も対象の工事10件以上を停止していたが、18日夜から再開した。