ZOZO(3092)企業価値分析レポート(Updated: 2019/08/20)

こんにちは。第5弾の企業価値分析レポートは、ZOZO(3092)です。

ちなみに、今回はショートバージョン・レポートが無い(=月間ニューリーダー連載で取り上げていない)銘柄です。

同社については、私が主宰&講義している「Aurea 人生と投資の会」の卒業生サロン(ご参照➡https://note.mu/yukiyagi/n/n631d4c9a59e0)で、2018年11月に取り上げてバリュエーションを作成し、その後のフォローで、2019年8月10日に決算を受けたアップデートを行いました。このレポートは2回目の内容に基づいて書き起こしています。

初回に取り上げた際(2018年11月)には、新たなPB事業については、かなりリスクも高く、多分失敗するだろうと説明した上で、その見通しに沿って割引率も高めに設定し、バリュエーションを作りました。

さらには、その後のZOZO ARIGATOにまつわるゴタゴタ(特に、前澤氏の「1万円の洋服の原価は2000~3000円」云々というツイートなど)は、完全に自社の強みを見失っている、とSNS等に投稿もしました。このような評価が、ショートバージョンのレポートが無い理由でもあります。

ただ、2019年3月期の決算は、こうした問題を見事に回収した内容と言っても良いと評価しています。その辺りは順を追ってジックリとご説明します。まずは、先にROICを見て貰いましょう。(表①)

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