2021年6月はMCJから配当金を受け取りました。
そのMCJについてまとめました。
【2021年7月25日時点】
企業概要
パソコンショップと修理の「パソコン工房」を運営している企業です。
主要製品の「mouse」ブランドをはじめ、「iiyama」ブランドの液晶ディスプレイも展開しています。
受注生産で クリエイター向け・ゲーム向け特化型パソコンも。
その他、総合エンターテインメント事業として「aprecio」ブランドによる複合カフェ店舗やフィットネスジム等を運営。
2017年VR向け超小型ゲーミングPC「NEXTGEAR-C」、IoT機器「mouseスマートホーム」を発売。
2018年ソフトバンクコマース&サービスとAR/VR/MR分野で業務提携するなど、
パソコン以外の分野にも展開中です。
業績推移
2017年3月期~2021年3月期(実績)、
2022年3月期(会社予想)、2023年3月期(四季報予想)を並べています。
1つのグラフで分かりやすいように以下6項目をまとめました。
どれも増加傾向にあると嬉しい数字です。
- 1株当たり売上高÷10の値(÷10はグラフを見やすくするため)
- 1株当たり純利益(のれん償却費や一時的な損益等も加える)
- 1株当たり真の純利益(のれん償却費や一時的な損益等は加えない=継続的な企業力)
- 1株当たり営業キャッシュフロー
- 営業キャッシュフローマージン
- 1株当たり配当金
枠外の配当性向は利益のうち何%を配当(株主還元)にあてているかを表します。
配当性向は高ければ高いほどいいというものではありません。
具体的な数値がこちらです。
モバイル端末をご利用の方は画面を横にしてご覧いただければと思います。
配当
2021年3月期の配当(実績)は年間1株当たり31.00円(配当性向:30.4%)
2022年3月期の配当(予想)は年間1株当たり30.52円(配当性向:29.9%)
この配当予想は変わると思います。
なぜならこの企業は配当性向を30%程度に固定して株主に還元してくれているため実際の利益によるからです。
そのため、配当予想も30.52円と細かくなっています。
あくまで参考までに。
ただ、今後業績が伸びるとすると、それにともなう増配も期待できる企業です。
株主優待
3月末日現在の株式保有数に応じ、以下の株主優待が得られます。
100株以上 保有: 1,000円相当の「パソコンワンコイン診断サービス」利用券(500円×2枚)※自社子会社店舗にて利用可
1,000株以上 保有 : 10,000円相当の商品(自社グループ製品・飲食料品等)※オリジナルカタログより1点選択、※優待品に代えて公益財団法人への寄付選択可
財務健全性
自己資本比率、短期の資金繰りを確認します。
短期の資金繰りは流動資産と営業キャッシュフローで流動負債を支払えるかを確認しています。
自己資本比率も高く、短期の資金繰りも問題なさそうです。
株価情報
2021年7月25日時点での株価情報がこちらです。
日経平均よりも高パフォーマンスで、代表的な指数である米S&P500指数と比較してここ5年の株価推移を示しています。
また、 予想配当利回りは2022年3月期会社予想の1株当たり配当金を使用しております。
予想PERは2022年3月期会社予想、 2023年3月期四季報予想の1株当たり純利益をそれぞれ使用しております。
S&P500指数と比較しても、ここ5年の株価上昇は約2倍の高パフォーマンスです。
今の株価水準は長期的に見ると高くはありません。
ただ、これまで2021年3月期までの成長の勢いは鈍化することが予想されている点は注意です。
まとめ
昨年の在宅需要で業績が大きく伸びた一方で、今期はその反落が予想されています。
ただ、シェアの拡大や高性能需要の増加でこの予想を乗り越えていけるかが注目です。
これまでの株価上昇はS&P500指数を超えるパフォーマンスでありながら、
まだ指標的には高くはないです。
業績推移をしっかり確認していきたいと思います。
最後に
分析銘柄は推奨というわけではないので、最終的には自己判断での投資をお願いします。
カテゴリーは投稿日の情報を基準に分類しています。
今後も気になった銘柄をまとめていこうと思います。
客観的に、良い点だけでなく注意点、悪い点も書くので、
一意見として何かの参考になれば嬉しいです。
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