大河の一滴

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(7522)ワタミ/東証PR/小売(分)

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基本データと取り上げた理由

株価:897円(人々は、しくじって再起も押し込まれやる気をなくしてうだうだしてる。)

基本データ
コード 企業名 市場/業種 時価総額(億) 決算期
7522 ワタミ 東証PR/小売 382.88 2024/03予
予想売上(億) 予想営業利益(億)/利益率 長期平均営業利益率/年 PER PBR
823 16.5/2% 1.25%/18年 24.74 6.93
売上成長率(年複利/期間) EPS成長率(年複利/期間) BPS成長率(年複利/期間) 予想ROE 平均ROE/年
-1.05%/17年 -0.57%/17年 -0.88%/16年 8.22% -1.43%/18年
長期営業CF(億)/年 長期投資CF(億)/年 長期FCF(億)/年 長期平均FCF(億/年)/年 実績ROA
1183/17年 -923/17年 261/17年 15.34/17年 3.06%
総資産(億) 自己資本(億) 自己資本比率(%) 配当利回り(%) 配当性向
570.5 176.55 30.9% -% #VALUE!

 今日は分析。2023/6/22のKABU+データから、ROE(PERPBRから算出)やPERPBRを眺めて年初来安値に近いところでしばらく以上ブログで取り上げてないものをチョイスして分析。ワタミ。外食宅食等々。主にKABU+,銘柄スカウター,IRBank,株探からデータ取得今回データは2023年06月23日取得。

業績財務CF推移とそれに対する分析

業績

ざっくり業績推移をみてひと言「復活傾向?」

いろいろ不名誉な評価が定着してしまった印象ですが久しぶりにみると外食はもう一番の主力ではないんですね。宅食のワタミ

国内の外食だとだいたい看板変えてしまってもう和民をなのるのは焼肉だけっぽいですね。

(銘柄スカウターから)

というか特にコロナ以降国内外食は赤字で海外外食は薄利か赤字でその他も厳し目の業績で、宅食がその他の冴えないものを支えてるような構造になってますね。

国内外食は回復感あるので、赤字は脱出するかもです。

各セグメント利益。

(銘柄スカウターから)

宅食は売上利益伸びてる感あるので、これがもっと伸び、外食も赤字脱出くらいになると宅食の会社として復権もあるやも知れないところもあったりなかったり。

 

という感じで目先はもう会社全体を支え引っ張る宅食が今後も伸びるか、赤字だしてる特に国内外食が復活し利益くらいは出せるようになるか?が大きなポイントかなとは。

 

一応長期業績。コロナから復活傾向。

2014年以降あがいてる感じ。外食が低迷したり、介護伸びたり売り飛ばしたりで立て直しに奮闘中でBPSとかは増える感じではないですが、目先は利益出て伸びてますね。

外食改善とかしたらまともに利益出てBPSとか継続して増える状況になるかも。


今期はまだ1Qも。

ということで外食の利益や宅食の成長に注目しながら今後見ていくのがいいのではないかと思うところですが、決算資料からきになった部分。

宅食は拡大意欲で高齢者層とファミリー層をメインターゲットに。

居酒屋単月黒字達成。

画像略だけど、前期はコロナ助成金がなくなって赤字。

で、今期計画は上記で外食単月黒字で今期計画だと外食部門で黒字の計画。宅食は特需として売上は後退。

 

あとはブラックの代名詞みたいに言われてた印象ですが、随分改善したかも。実際に離職率は業界平均を下回ってる・・それも大幅に。ということであるいは過去のワタミのイメージは過去になってるやもしれません。

 

財務

2016年以降もがいてる感。

(IRBankから)

2016年の大幅資産減は介護事業の売却。

ワタミ 介護事業売却 損保ジャパンに210億円で | 週刊 高齢者住宅新聞 Online

あと2021から利益剰余金マイナス。これはほぼコロナのせいでここで外食で営業利益からの赤字で今までためたものが吹っ飛んだ形ですね。2022でさらに飛ばすもののも目先は目先回復してきてると。

目先決算で総資産570億で有形固定63億。これは介護売ったのちの2016年の144億からも減らしており、局面としてはまだ有形固定資産調整のリストラ中となりそうです。差入保証金なども減ってるので賃貸も減ってそうで店舗自体減ってそうですね。

一方流動は伸びてて419億。現金がなにげに315億と大きめ。総資産の半分以上ですね。

負債が392億。自己資本比率も低いわけですが、有利子負債は231億ほどでこれは現金以下で意外に財務の質は悪くないですね。

あと主な負債は手形32億未払い関連58億にその他くらいか。

借り入れはあるけど、わりと財務はきれいになってて、手元にお金もあり投資もこなせそうで意外に意外に。リストラはかなり進んで有形固定資産の再増加あたりみれるなら反撃のターンになってくるかも感は。とりあえず利益剰余金はマイナスも財務危機という感じではなくなってますね。

 

CF

 


2020-2022は厳しいところあるというか、コロナですがそれ以外はなんだかんだで安定的な営業CF。2015年以前は水準が高いですがこれは介護がいたせいですね。

それで、2020-2022は投資もあるのでFCFマイナスで財務CFで補った感じですが2023はFCFプラス復帰してますね。FCFも投資CFで定期をいじってるところがあり、設備投資でみるともうちょっと余裕ありそうです。

還元はなんかしてますが、利益剰余金はマイナスですね。ではあるけど、還元できる状況というか能力は揃ってるようにはということで自社株買いも。

 

 

月足週足日足の値動き判断

月足でさげてもどして結果また落ちてもみ合い
週足でもみあい
日足でさげっぽいけどもみ合いかな
確認。

評価・売買判断

テクニカル的には、2008年2575あたりから下落感。もっといえばピークは2000年ですね。2015年までに大きく下落して754、2020年までに反転で1724まで戻すも、またコロナで734まで戻し以降はだいたい800-1100円くらいでレンジを続けている感じ。

レンジ抜けて上昇を見込めるか測る感じか。あるいはレンジ下で拾い上で売るみたいな。いろいろとコロナ安値734。あるいは以降安値816あたりを基準に上は1100以上あたりでしょうか。一応目先レンジの下の方っちゃあ下の方。あとは1184越えてくると上昇転換も臭ってくるのかな。

 


ファンダ的には、低迷にあるもしくは低迷だった食関連企業。主力はもう外食から宅食に移ってます。低迷感あった外食は特にコロナでやられなんとか堪えてた財務もそこで利益剰余金マイナスまで。も、目先は回復してる感じでは。目先は赤字の外食を堅調な宅食で支える感じ。宅食が更に伸びて外食も黒字復帰すると良い意味で久しぶりに注目もあびるかもしれないとは。

コロナでやられたが意外に財務とCFはダメージが残ってない。利益剰余金こそマイナスで自己資本比率も低いも有利子負債<現金であり、資産に占める現金比率も高くわりと自由に動ける状況。まだ有形固定資産を整理してるリストラ局面にはみえるが、ここが反転すると反撃になってくるかも知れないとは。宅食と外食の趨勢と投資加速あたりが注目点でしょうか。それをみてからか、それを見る前に期待してか。

評価。

PER25のPBR7。高評価・・・というかボロ株評価帯とはなりそう。財務レバレッジかかる形で高ROEなので好調だとBPSがぐっと伸びて低PBRか進むかも知れないけど、財務内容が意外に悪くないので高ROE維持はどうだろうね・・感もあり、わりと好調に転じでその時点で株高するも超高バリュエーションになり、状態も適正化して評価も適正化するとあまり上がないとか、むしろ下だったみたいなパターンにもなりかねないなとは。(類似はメガネスーパーとか)

一方で優待利回りみると100株でかなりの額面利回り行くので、優待狙いでもてるかもしれません。状態良くなってそうだし自社サービス優待だし。「「1枚500円分のお食事券」として、お一人様1日1回1枚ご利用」ってことで使いにくい方のやつですが。

 

リンク

KABU+:https://kabu.plus/

銘柄スカウター:https://monex.ifis.co.jp/index.php?action=tp2&sa=report_zaimu&bcode=7522

株探:http://kabutan.jp/stock/?code=7522

IRBANK:https://irbank.net/7522

その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)

最近ってほど最近じゃなくいけど、ホテル系優待が増えてて年間8泊程度できるようになるそうだなあって感じです。

将来?はわりといろいろ旅行生活したいのでそのコストを下げる施策は売っておきたいなと。

今あるのは・・・サムティとリソルとサンフロンティアとトーセイ。なんか他にいいものありますかと。

 

 

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記事補足してます。

用語解説(日記:銘柄分析記事2022/12/19以後)

この記事の表とデータとグラフは以下のツールで作成しました。

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