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製品関連2019/02/15
Mouse/Rat Intact Proinsulin CLEIA Kit - IBL 新発売!
#27708 Mouse/Rat Intact Proinsulin CLEIA Kit - IBL を発売しました。

プロインスリンは、膵臓のランゲルハンス島β細胞で合成されるインスリンの前駆体です。

β細胞の粗面小胞体で合成されたプロインスリンのほとんどは、分泌顆粒内に蓄えられます。プロインスリンは、プロホルモン変換酵素(PC2およびPC3)の働きにより、21アミノ酸のA鎖と30アミノ酸のB鎖からなるインスリンと、33アミノ酸のC-ペプチドに切断され、ブドウ糖などの分泌刺激により血中に放出されます。

しかし、一部のプロインスリンは分泌顆粒に入らず、プロセシングを受けずにインタクト(全長型) プロインスリンとして持続的に血中に分泌されています。

β細胞が機能障害を起こすとプロセシング異常が起こり、プロインスリンの割合が高くなることから、プロインスリン/インスリン比(P/I比)は膵β細胞の機能障害の指標として知られています。

このP/I比は空腹時の血液で検査できることから、負荷試験を伴わない膵β細胞評価法として有用であると考えられています。

本CLEIAキットは、幅広い測定範囲を持ち、低濃度である空腹時および負荷後のインタクトプロインスリンを10µLの検体量で測定することができます。


測定範囲:9 ~ 6,480 pg/mL (1 ~ 720 pmol/L)
必要検体量:10μL
対象検体:血清、EDTA-血漿、ヘパリン血漿

【関連製品】
#27707 Mouse/Rat Total Insulin CLEIA Kit - IBL
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