ムーディーズ、ルノーに続き日産を格下げ 見通しネガティブ

ムーディーズ、ルノーに続き日産を格下げ 見通しネガティブ
 2月20日、ムーディーズ・ジャパンは、日産自動車の発行体格付けをA3からBaa1に格下げしたと発表した。写真はフランスのランスで昨年7月撮影(2020年 ロイター/Christian Hartmann)
[東京 20日 ロイター] - ムーディーズ・ジャパンは20日、日産自動車<7201.T>の発行体格付けをA3からBaa1に格下げしたと発表した。見通しは引き続きネガティブとした。
今回の格下げについて、ムーディーズは、日産が米国事業の再建を目指す中での収益性低迷、赤字のフリーキャッシュフロー、提携する仏ルノーとの関係安定化を新経営陣が図っていく上でのかじ取りの難しさを考慮したと説明。格付け見通しは、収益性目標達成の可否について強い懸念が残るとのムーディーズの見方を反映するという。
ムーディーズは18日遅く、仏ルノーが低調な2019年決算を発表したことを受け、信用格付けをジャンク(投機的)級の「Ba1」に引き下げた。

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