スペースマーケット、働く場所15分単位でシェアリング
会議室や住宅など様々な空間の貸し借りを仲介するスペースマーケットはこのほど、働く場所に特化したシェアリングサービスを始めた。会議室やオフィスの一部などを15分単位で貸し借りできる。本社以外の場所で必要に応じて働く場所を持ちたい企業や個人の利用を取り込む。
新サービスは「スペースマーケットWORK」。企業の空き会議室や飲食店の個室など様々なスペースを登録してもらう。利用したい人はオンラインで1時間から月単位でも契約することができる。料金は貸会議室の場合で1時間あたり数百円から数千円。年内に3000件の掲載を目指す。
在宅勤務を導入するなどして都心に構えているオフィスの稼働率が下がっている企業は多い。一方で、自宅で仕事をするよりも設備の整った郊外のオフィスで作業をしたり、都心で不定期の打ち合わせをしたりする需要もある。
スペースマーケットはこうした貸し借りを橋渡しできるプラットフォームを築く。井上真吾執行役員は「NTT東日本やオカムラと組んで、ネット環境や机などの設備を整えた仕事スペースを提供する」と話している。