今が買いの上昇が期待銘柄 11月15日

野村マイクロ <6254>
19年3月期上期(4-9月)の連結経常利益は前年同期比3.8倍の4.7億円に急拡大して着地。国内や韓国、中国、台湾の半導体関連企業などから受注した水処理装置の工事が順調に進み、58.1%の大幅増収を達成したことが寄与。為替差損益が改善したことも増益に貢献した。
併せて、通期の同利益を従来予想の11.5億円→13.1億円に13.9%上方修正。増益率が1.7%増→15.8%増に拡大する見通しとなった。予想PERが8.9倍→6.5倍に低下し、割安感が強まった。​

キャンディル <1446>
18年9月期の連結経常利益は前の期比21.1%増の3.4億円で着地。続く19年9月期も前期比27.5%増の4.4億円に伸び、4期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。今期は五輪開催に伴うインフラ整備需要の拡大を背景に、店舗内装など商環境向け建築サービスの好調が続くうえ、建物の補修サービスやメンテナンス、リフォームの受注も伸び、10.3%の増収を見込む。
併せて、今期の年間配当は初配当となる10円を実施する方針とした。

チタン <4098>
19年3月期上期(4-9月)の経常損益(非連結)は2億3600万円の黒字(前年同期は6200万円の赤字)に浮上し、従来予想の4000万円の黒字を上回って着地。UVカット化粧品向け超微粒子酸化チタンや車載用電池向けチタン酸リチウム、化粧品向け酸化鉄が好調だった。原材料価格が高騰したものの、増収効果と稼働率上昇による採算改善で吸収した。
業績好調に伴い、通期の同利益を従来予想の2億円→4億9000万円に2.5倍上方修正。増益率が3.0倍→7.4倍に拡大する見通しとなった。