新興・中小型株分析

大塚家具(8186)のセールは倒産の前触れになってしまうか分析しました

大塚家具について調べてみました。

身売り報道を否定しますが本当に危ないのでしょうか。

大塚家具の基本データ

三年前は2400円くらいでしたので1/6になっていますね。

 

大塚家具の売上・経常の推移(年間)

50億程度の赤字が続いています。

大塚家具の売上・経常・売上高経常利益率の推移(四半期)



四半期ごとに10億以上の赤字が続いています。

大塚家具の売上原価率、売上高販管費率の推移

原価率がずっと高騰しています。売れていないからなのかもしれません。

販管比率もここ一年上がっています。

 

では金額ではどうなのか調べてみますと

販管費は20%以上減っています。それでいて販管費比率が上がっているというのは厳しいですね。

 

大塚家具の有利子負債額・自己資本比率

有利子負債はありません。

大塚家具の配当推移

結構無理して配当を出していますね。

 

大塚家具が危ない理由

無借金でやばいってどんなことなんだろ。

と思いましたら、短信を見てわかりました。

売上が減っているのに商品の在庫が増えるってどうなんだろう。と思いますが、

それよりも現金が3ヶ月で8億円減って残り10億円になっています。

ここままですと

2Q 2億円

3Q -8億円 で資金がショートしてしまいます。なにもなければ約三ヶ月後です。

もちろん指を加えることはないと思いますので

大塚家具が助かる方法は?

売上激増が一番ですが、なかなか難しいと思うので延命策として

1.銀行から借入金

2.新株発行

3.有価証券等資産を売る

というのがあります。

しかし、どれも今のままだと延命策になってしまいます。

そうなると

4.大幅リストラで赤字店を切る

必要がありますが、それよりも運転資金どうなんだろう。とも思います。
その答えが出るのは遅くないと思います。もちろん一番いいのは売上回復です。
今後の復活を期待しています!

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