楽天子会社、静岡・磐田の植物工場完成
楽天の子会社、楽天ソシオビジネス(東京・世田谷)が静岡県磐田市で建設を進めていた人工光型の野菜工場「楽天ソシオビジネス 磐田ファクトリー」が完成した。栽培室の温度や光、肥料濃度などを自動制御するシステムを導入。レタスなどの葉物野菜を栽培する。試験栽培を近く始め、2019年1月から出荷する予定だ。
野菜工場は平屋建てで、敷地面積が3500平方メートル、延べ床面積が700平方メートル。フル稼働時に1日当たり190キログラムの野菜を出荷できる。野菜は楽天グループの社員食堂に提供するほか、磐田市内の小売店や飲食店に販売する予定だ。
楽天ソシオビジネスは磐田市が産業振興計画で推進する次世代型農水産業に参画している。同社の杉原章郎社長は15日の完成式典で「安心・安全な野菜を作るのはもちろん、障害者をはじめとする多くの雇用をつくり出したい」と語った。