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2019年6月22日発刊の週刊ダイヤモンド 最新版倒産危険度ランキング7位に出てきました

 

不動産事業は好調である一方、前社長カーティス・フリーズが資金獲得を目的に陣頭指揮をとり行っていたアセットマネジメント事業で大赤字を計上しました

 

売上高49億円に対し、当期純損失が98億円と巨額の大きさを感じます

 

が、ぱっと見財務はそこまで悪くない気がします

 

ちょっと売り込まれすぎている気がするので、調べてみました

 

マンション分譲など不動産が主。

再生可能エネルギーを育成中。

建設、株投資事業からは撤退(四季報)

 

 

【沿革】

1937年 富山県砺波市庄川町青島で設立、繊維事業の開始

 

1961年 株式所いう状

 

1991年 住宅事業部門新設、建設業許可

 

1992年 宅地建物取引業者免許

 

1993年 自社開発マンション分譲事業開始

 

1994年 繊維事業より撤退

 

2006年 「グローベル」マンションシリーズ分譲開始

 

2007年 大京グループを離れ、自主独立経営を開始

 

2012年 ササキハウスの全株式を取得し連結子会社化

 

2013年 海外不動産関連事業を開始

 

2014年 機動建設工業の全株式を取得し連結子会社化、再生可能エネルギー(太陽光)発電事業に参入

 

2019年 機動建設工業の全保有株式を譲渡

 

 

【事業内容】

・不動産販売事業(マンション分譲):

主に首都圏において自社開発マンション「グローベルマンション」の建設分譲

 

・不動産販売事業(土地建物):

宅地及び戸建住宅の販売や建物の一棟販売等

 

・不動産販売事業(注文住宅):

山形県を主な事業エリアとして、戸建住宅の建築請負やリフォーム工事等

 

・アセットマネジメント事業:

日本株式の運用及び調査業務、不動産投資助言代理業務及び不動産投資

 

・再生可能エネルギー事業:

太陽光発電による電気の販売及び発電所の開発、バイオマス発電関連事業等

 

 

【業績】

業績

売上高

当期

利益

一株益

(円)

一株配

(円)

連14.3

11,699

606

6.7

1

連15.3

16,621

816

7.1

1

連16.3

16,724

7

0.1

1

連17.3

14,143

213

1.3

3

連18.3

11,688

1,483

4.5

4

連19.3

4,937

-9,833

-22.2

0

 

 

【セグメント】

 

不動産

販売事業

マンショ

ン分譲

不動産

販売事業

土地建物

不動産

販売事業

注文住宅

売上高

3,829

2,098

利益

又は損失

(△)

321

69

資産

2,608

1,026

984

 

アセット

マネジメ

ント事業

建設事業

再生可能

エネルギ

ー事業

△5,885

6,226

569

6,836

△6,156

327

65

△5,372

7,979

12,217

24,815

 

 

【財務諸表】

①    資産

・現金預金50億円(16%)

 

・有価証券78億円(25%)

 

・(仕掛・開発含む)販売用不動産41億円(13%)

 

・有形固定資産99億円(31%)

建設仮勘定が49億円と半分以上を占めています

 

②    負債

・有利子負債126億円(40%)

 

③    純資産

・自己資本比率49%

 

・配当性向―

 

・利益剰余金▲59億円(▲19%)

 

④    損益計算

・減損損失7億円

 

・特別調査費用1億円

 

・自己新株予約権評価損9億円

 

⑤    キャッシュフロー

・投資額(百万円)

科目

前期

当期

減価償却費

312

337

固定資産

に対する支出

3,558

4,059

 

・子会社株式の売却による収入

前期17億円、当期8億円

 

 

【株価 個人的な購入価額】

 

20円(2019.7.12)

 

5.00%(07/12) 配当利回り(会社予想)

1.00(2020/03)1株配当(会社予想)

---倍(---) PER(会社予想)

(連) 0.55倍(07/12)PBR(実績)

---(2020/03)EPS(会社予想)

(連) 36.23(2019/03)BPS(実績)

 

・直近5期の平均EPS:

 

需要・顧客構造(▲10%):建設事業を行っていた機動建設工業の全株式を売却したので、マンション分譲と注文住宅が事業の中心です

 

首都圏においてマンションを建設から販売まで行っており、需要の急激な縮小はなさそうですが、建設資材の高騰、景気後退による購入意欲の減退が不安です

 

ただ、今売り出している物件は、中浦和・浅草・石神井公園・国立(一橋学園)・東高円寺と首都圏の山手線の通勤圏内なので、景気が悪化しても販売価格の大幅値下げはなそうです

 

競争環境(▲20%):マンション供給業者は多く、競合他社との戦いは激しそうです

 

・ビジネスモデルの有望性(▲20%):不動産は高額物件で、購入者は供給業者も含め慎重に検討します

 

現金保有・財務からアセットマネジメント事業の大赤字で倒産することはなさそうですが、一般の人は「供給業者が大赤字」という情報で購入を躊躇いそうで、しばらくは苦戦が続きそうです

 

・株主優待(+%):なし

 

・個人的な好み(+20%):経営者への新株予約権付与により、株式の希薄化が著しいです

 

100株単元で2,000円というボロ株(超低位株)で、注目されれば、一気に急上昇しそうです

 

新株予約権の行使払込金額が50円近辺なので、45円くらいまで上がったところで売れば、利益が出そうです

 

・個人的な目標株価

 

バリューは付け難いですが、2,000株くらい購入しておこうと思います

 

 

以上