本日は2社同時上場でした。前日2銘柄が値付かずで2日目持ち越しになったことで同時4社初値値付となりましたので、一気にレポートしたいと思います。

初値に関しては全体的に本日上場予定銘柄が煽りを受けた形でしたね。

まずはまぐまぐ(4059)から。

初値売りで約25.9万円のプラスです。公募当選者の方、おめでとうございます。

まぐまぐ(4059)のIPO新規上場情報

【まぐまぐ(4059)】(公募価格810円)

4059

初値:3,400円(公募比: +2,590円/+319.8%)
高値:4,030円
安値:2,829円
終値:3,010円
出来高:1,562,100株(公募売出総計:650,000株)

初値は3,400円と予想よりもかなりの好結果でした。前場引けに値付くという珍しい形で後場にかけて初値がついた分、買いが集まれば再び特買いスタートと面白い展開でした。高値では4000円を超えるところまで行きましたが、後半にかけて失速、結局引けは初値よりも低い位置で終わっています。

主幹事SBI証券でIPOチャレンジポイントも焦点の一つでしたのでポイント価値を計算してみましょう。

200株セット配分で、ボーダーラインは360P付近でした。当方のポイント投入した370Pで換算すると51.8万の利益ですので、518,000÷370≒1,400円となります。

今のポイントインフレ状況を考えれば1P1,400円はなかなか価値の高いものとなったと思います。私も攻めた結果が出たのでホッとしております。何よりもポイントを現金化出来たことも大きいかもしれません。これで次なる投資に使えますもんね。

今回はピタリ賞はでませんでした。

3,450円の予想があるなど初値は行き過ぎ感はありつつも可能性は感じるところでした。やはり知名度の高さがありますので、セカンダリーで陰ながら狙っていた人は多かったかもしれません。


次にトヨクモ(4058)。

初値売りで約70.2万円のプラスです。公募当選者の方、おめでとうございます。

トヨクモ(4058)のIPO新規上場情報

【トヨクモ(4058)】(公募価格2,000円)

4058

初値:9,020円(公募比: +7,020円/+351.0%)
高値:9,700円
安値:8,000円
終値:9,690円
出来高:1,099,100株(公募売出総計:500,000株)

4社の中では一番初値に注目が集まっていたでしょうか?初値は約4.5倍の9,020円でした。1万円には届かなかったもののかなりの好結果です。その後、初値買い勢のふるい落としがあったかのようなチャートですね。結局は14時頃からジリジリと値を上げて引けは高く終わっています

注目度が高い銘柄が上げて終わったことで、即金規制明けの月曜日の値動きにも注目が集まります。1万円が近くにあるのでとりあえず突破して伸びることができるかでしょうか?

初値買いでセカンダリーに入った方はふるい落としに耐えられたか?という状況です。株価が大きいだけに振幅幅もあるので、正直あまり値動きを見すぎると耐えられないかもしれません。

今回はピタリ賞はでませんでした。

1万円超えなどの予想も読者予想で複数あるぐらいですので、9000円超えの初値は特に驚きはありません。注目度が高いIPOはしっかりと勢いをつけて上場しますね。


ここからは、本日上場予定組。I-ne(4933)。

初値売りで約3.6万円のプラスです。公募当選者の方、おめでとうございます。

I-ne(4933)のIPO新規上場情報

【I-ne(4933)】(公募価格2,890円)

4933

初値:3,250円(公募比: +360円/+12.5%)
高値:3,950円
安値:3,215円
終値:3,950円
出来高:4,945,600株(公募売出総計:2,142,000株)

初値は3,250円とやはり需給の影響を受けやすく、予想通りのそこそこで決着しました。吸収金額が大きい点などで、初値よりもセカンダリー向けではないか?と思っていましたが予想通りの展開でした。

今日の初値買いでセカンダリーを攻めるならI-neが一番やりやすかったのではないか?と思います。規模が大きいから重たい印象があるかもしれませんが、結局100億を切る吸収金額なら行ける時は上まで行ってしまうことが多いです。

初日でストップ高ですので、初値からストップ高までの差を抜ければ700円です。この700円どりがセカンダリーで初値買いをするなら一番焦ることなく参加できそうですね。初値が安値ですので、焦る部分もあまりないという好結果のIPOでした。

SMBC日興証券主幹事でこういう案件がたくさん出てくれるとIPOが楽しいですね。

今回はピタリ賞が出ました!まっくろくろすけ様、hal様の2名が的中です。

当方の予想もBB前、直前共に3,300円としたぐらいですので、他の銘柄の煽りを受けて微増程度で決まるというイメージ通りの結果になったと思われた方が多いかもしれません。それだけにIPOをよく見ている人にとっては、この初値ならセカンダリーしようかな?という気持ちになりやすいです。

IPOも多くの銘柄の動きをしっかり頭に叩き込んでおけば、セカンダリー勝負も比較的入りやすくなると思いますので、読者予想も活用して頂ければと思います。


最後にSTIフードホールディングス(2932)。

初値売りで約1.8万円のプラスです。公募当選者の方、おめでとうございます。

STIフードホールディングス(2932)のIPO新規上場情報

【STIフードホールディングス(2932)】(公募価格1,900円)

2932

初値:2,080円(公募比: +180円/+9.5%)
高値:2,280円
安値:1,950円
終値:2,050円
出来高:2,961,400株(公募売出総計:1,300,500株)

最も地味な結果になったのが東証2部上場の食料品セクター、STIフードHDとなりました。初値は微増の2,080円。その後も、振幅はするものの上下どちらにもあまり方向感のない初日の動きです。

IPOはやはり人気商売みたいなところも感じてしまいますね。株主に芸能人や著名人がいたりしたら株価が高騰することもあったりするぐらいですので、STIフードは超裏方企業ですので、上場結果もそのまま出てしまった感じです。

特に初値は他の銘柄の煽りを最も受けたと言っても良いかもしれません。単独上場だったら、もう少し高い初値スタートだった気もします。今後は中長期的にじわじわと株価を上げていって欲しいですね。

今回はピタリ賞が出ました!たけ様が見事的中です。

「微増とみた」というコメントとともにピタリ的中です。初日の安値では1,950円の場面がありました。公開価格1,900円ですので公開価格割れまで50円というところまで初日で来たことを考えると、下手すると公募割れリスクまで考えないといけない銘柄というのが伺えます。

こういった微妙案件は常に公募割れの危険と隣り合わせぐらいには思っておきたいですね。


4銘柄の結果をまとめて紹介しましたが、いずれも初値プラスで終えたことはIPOにとっていいですね。上場ラッシュでも割れないというのは大きいです。後は待ち構えている大型2社の結果ですね。

【IPO結果一覧】上昇率、損益、その後の値動きなどチェックに(分析版)

その前に来週はS級銘柄のヘッドウォーターズが待っています。1撃100万IPOの期待を背負ってますので、上場日が楽しみです。果たして9月中に初値が付くでしょうか?

【IPO初値結果一覧表】上昇率、損益、その後の値動きなどチェックに

初値結果はチャートなどを載せてまとめて記事にしたいので速報は遅いですが、
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IPO初値予想、読者予想の結果と投票所

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