半導体株下落、マイクロンが需要減速を指摘-TSMCは4.7%安
Subrat Patnaik、Henry Ren-
欧州もASMLなどが売り先行、マイクロンは一時6.2%安
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世界のパソコン出荷は今年9.5%減少の見通し-ガートナー
1日の株式市場では半導体銘柄が世界的に下げている。メモリーチップメーカーで米最大手マイクロン・テクノロジーの業績見通しが売り材料。同社はコンピューターやスマートフォン向け半導体の需要が弱まっていると指摘した。
マイクロン、6-8月見通しは市場予想下回る-消費者が支出抑制 (1)
マイクロンは供給過剰回避に向け積極的に動く姿勢を示しており、2020年以降に新型コロナウイルス禍に伴う需要拡大や供給目詰まりによる生産不足が続いていた半導体業界にとって大きな反転となる。
世界的なリセッション(景気後退)が差し迫っているとの懸念やインフレ率の上昇によって消費者や企業は支出を控えている。米調査会社ガートナーによれば世界のパソコン出荷は今年9.5%減少する見通しだ。
ブルームバーグ・アジア太平洋半導体指数は3日続落して20年7月以来の低水準となった。台湾の台湾積体電路製造(TSMC)は4.7%安、韓国のSKハイニックスは3.9%下落した。
欧州株式市場でもオランダのASMLホールディング、ASMインターナショナルが下落。インフィニオン テクノロジーズやSTマイクロエレクトロニクスも売りが先行している。ストックス600テクノロジー株価指数はこのまま終えれば4日続落となる。
米株式市場でマイクロンは一時6.2%安となった。
原題:Micron’s Warning on Cooling Demand Weighs on Global Chip Stocks
(抜粋)
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