次の副作用があらわれることがあるので,観察を十分に行い,異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
11.1.1 ショック、アナフィラキシー(血液体外循環時の灌流血液の凝固防止:0.16%
1)、膵炎、DIC:ともに頻度不明)
血圧低下、意識障害、呼吸困難、気管支喘息様発作、喘鳴、胸部不快、腹痛、嘔吐、発熱、冷汗、そう痒感、紅潮、発赤、しびれ等があらわれた場合には直ちに投与を中止し、適切な処置を行うこと。[
8.1参照]
11.1.2 高カリウム血症(膵炎:0.19%、DIC:4.53%、血液体外循環時の灌流血液の凝固防止:0.02%)
高カリウム血症の発現によって不整脈を誘発した例が報告されている。[
8.3、
8.4参照]
11.1.3 低ナトリウム血症(DIC:0.47%、膵炎、血液体外循環時の灌流血液の凝固防止:ともに頻度不明)[
8.3参照]
11.1.4 血小板減少(膵炎:0.04%、DIC:0.03%、血液体外循環時の灌流血液の凝固防止:0.02%)[
8.6参照]
11.1.5 白血球減少(膵炎:0.13%、DIC:0.08%、血液体外循環時の灌流血液の凝固防止:頻度不明)[
8.7参照]
11.1.6 肝機能障害(頻度不明)、黄疸(膵炎:0.01%、DIC:0.28%、血液体外循環時の灌流血液の凝固防止:頻度不明)
AST、ALT、γ-GTPの上昇等を伴う肝機能障害、黄疸があらわれることがある。
※発現頻度は再審査終了時以降の調査を含む
次の副作用があらわれることがあるので,観察を十分に行い,異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
<膵炎の急性症状の改善>
| 0.1〜1.0%未満 | 0.1%未満 | 頻度不明 |
皮膚 | 発疹 | 紅斑、そう痒感 | |
筋・骨格系 | | | 筋肉痛、関節痛 |
消化管 | | 下痢、悪心・嘔吐 | 食欲不振 |
肝臓・胆管系 | AST上昇、ALT上昇 | LDH上昇、総ビリルビン上昇 | |
適用部位 | | 血管炎(発赤又は疼痛を伴うものを含む) | |
白血球・網内系 | | 好酸球増多 | |
血小板・出血凝固 | | 血小板増加 | |
泌尿器系 | | BUN上昇、クレアチニン上昇 | |
その他 | | 頭重感、発熱、胸部不快感 | 頭痛、全身倦怠感、胸痛 |
<汎発性血管内血液凝固症(DIC)>
| 0.1〜1.0%未満 | 0.1%未満 | 頻度不明 |
皮膚 | 発疹 | | そう痒感 |
筋・骨格系 | | | 筋肉痛 |
消化管 | 悪心・嘔吐 | | 下痢 |
肝臓・胆管系 | AST上昇、ALT上昇、Al-P上昇、LDH上昇、総ビリルビン上昇 | | |
代謝・栄養系 | | 高尿酸血症 | |
心拍数・リズム | | | 動悸 |
適用部位 | | 血管炎(疼痛又は腫脹を伴うものを含む) | |
白血球・網内系 | | | 好酸球増多 |
血小板・出血凝固 | | 血小板増加 | 出血傾向 |
泌尿器系 | BUN上昇、クレアチニン上昇 | | |
その他 | | 発熱 | 胸部不快感 |
<出血性病変又は出血傾向を有する患者の血液体外循環時の灌流血液の凝固防止>
| 0.1〜1.0%未満 | 0.1%未満 | 頻度不明 |
皮膚 | そう痒感 | 発疹 | 紅斑 |
筋・骨格系 | | 筋肉痛、関節痛 | |
消化管 | 悪心・嘔吐、食欲不振 | | 下痢 |
肝臓・胆管系 | | AST上昇、ALT上昇 | |
心拍数・リズム | | 動悸 | |
白血球・網内系 | | 好酸球増多 | |
血小板・出血凝固 | | | 出血傾向 |
その他 | 全身倦怠感 | 頭痛、発熱、胸痛 | 胸部不快感 |