大幸薬品社長、保有自社株の一部を売却 保有比率8.59%に
大幸薬品(4574)社長の柴田高氏が20日、保有する同社株の一部を売却したことがわかった。共同保有分も含めた保有比率は2月13日時点で、9.63%から8.59%に低下した。柴田氏が20日、近畿財務局に提出した変更報告書で判明した。
新型肺炎の広がりを受けて大幸薬品は除菌消臭剤「クレベリン」の需要が急増し、10日には20年3月期の連結純利益が前年同期比31%増の18億円と過去最高になりそうだと発表した。株価も休場明けの12日に前営業日比18%高の4545円とストップ高まで上昇し、昨年来高値を更新。09年9月以来の高値水準となっていた。報告書によると、柴田社長は12日、13日の両日に市場で合計10万株超を売却した。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
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