ADK株でインサイダー 社員の知人女性に課徴金勧告
証券取引等監視委員会は15日、TOB(株式公開買い付け)の情報を公表前に知りながらアサツーディ・ケイ(ADK)株を取引したとして、静岡県在住の60代女性に課徴金納付命令を出すよう金融庁に勧告した。知人である同社の社員から情報が伝わり、株取引で約16万円の利益を得ていたという。課徴金額は24万円。監視委は昨年10月に同社員を東京地検に告発済みだ。
このほか、不動産業のエストラスト株でインサイダー取引をしたとして、山口県在住の60代女性と福岡県在住の50代男性についても課徴金納付を命じるよう勧告した。課徴金額はそれぞれ309万円と10万円。