ソフトバンク、独ワイヤーカードに約1100億円出資
【フランクフルト=深尾幸生】オンライン決済サービス大手の独ワイヤーカードは24日、ソフトバンクグループ(SBG)から約9億ユーロ(約1100億円)の出資を受け入れると発表した。SBG子会社に対し、株式の約5.6%分に相当する普通株に転換できる新株予約権付社債(転換社債=CB)を発行する。SBGはワイヤーカードの日本と韓国への進出を支援する。
ワイヤーカードは欧州を代表するフィンテック企業。モバイル端末を通じたオンライン決済などのサービスを世界の3万4千の企業に提供している。
SBGからの出資受け入れとあわせて戦略提携の覚書も交わした。SBGがグループ内に持つ企業とデジタル支払いやデータ分析、人工知能などの分野で協力する。将来的には新しい商品やサービスの共同開発も視野に入れる。
関連企業・業界