栃木銀、環境省のESG融資制度で指定機関に
栃木銀行は環境保全などを意識した「ESG融資」を促進する環境省の利子補給制度で指定金融機関に選ばれた。金融機関が自らESG融資の数値目標を設定して取り組む仕組みと、企業が策定した二酸化炭素(CO2)排出削減計画を支援する仕組みの2種類がある。2つの制度の対象となる地域金融機関は同行のみだという。
環境省の「地域ESG融資促進利子補給事業」は、再生可能エネルギーや省エネに関する設備投資向け融資に対して利子の最大1.0%を3年間を限度に補給する。対象となる融資額は10億円が限度となる。
金融機関がESG融資の目標を設定して融資する「ESG融資目標設定型」では、2019年度で件数500件、融資額200億円を目標とした。企業がCO2排出削減計画を県などの支援で策定してその達成に向けた融資に利子補給する「CO2削減目標設定支援型」の融資にも取り組む。