接触アプリ、あす提供へ 西村氏、利用呼び掛け 新型コロナ

衆院本会議へ臨む自民党の西村康稔経済再生担当相=17日午後、国会内(松井英幸撮影)
衆院本会議へ臨む自民党の西村康稔経済再生担当相=17日午後、国会内(松井英幸撮影)

 西村康稔経済再生担当相は18日の記者会見で、新型コロナウイルスの感染者と濃厚接触した可能性を知らせるスマートフォン向けアプリの提供を19日から始める予定だと明らかにした。アプリは利用者の特定につながる情報は扱わないと指摘。「感染の可能性をいち早く知ることができるメリットがある」と語り、積極的な利用を呼び掛けた。

 アプリは無料で使え、利用者同士が1メートル以内の至近距離に15分以上いると、互いの端末にデータが残るように設計されている。利用者の感染が判明すれば過去2週間の記録をたどり、濃厚接触した可能性がある人に通知が届く。

 西村氏はコンサートや展示会など屋内の大規模イベントに関する新型コロナ対策の指針について、収容定員の制限の緩和に向け、関係団体や専門家による検討会を開くことも明らかにした。

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