椅子飛び窓にレール 脱線直前に異常、何度も急停車 台湾列車事故

 脱線した特急「プユマ」号の車両は日本車両製造(本社・名古屋市)から購入、2013年2月に運行を開始した。最高時速は150キロで、主に台湾の東側の路線を走っている。台湾東部は交通が発達しておらず、休日の特急はほぼ満席になる。

 台鉄の経営は赤字が続いており、脱線事故は今回を含め過去2年で7度目。中央通信社によると、今回は1981年に起きた30人が死亡する事故以来の大事故といい、原因の究明とともに台鉄の運行体制も問題になりそうだ。

(蘇澳 田中靖人)

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