サービスエリアで勝つ！～GWは「道ナカ」が熱い～

メロンパンにりんご飴、今や一大人気スポットとして注目される東名高速道路「海老名サービスエリア」。そしてお隣の「足柄サービスエリア」では風呂と流行りのサウナで多い時には1日300人以上が「ととのう」ほか、一緒に旅するペット向けのサービスも充実。埼玉と青森を結ぶ東北自動車道「蓮田サービスエリア」は一般道にも接続しているのが売りで、地域の住民が利用できる。JR蓮田駅から無料のシャトルバスが1日10往復運行され、車を持たない高齢者の利用も多い。サービスエリアなのに、精肉や鮮魚、お惣菜など暮らしに必要なものが揃う。一度は行ってみたい、特徴あるサービスエリアを一挙紹介する。

栃木県在住の関根夫妻。休日は愛車でグルメや観光スポットへドライブするのが共通の趣味だ。奥さんの里菜さんは訪れた旅先の魅力をYoutube（せきたび）で発信。そんな2人にとって「サービスエリア」は、もはや旅行の休憩場所としてだけでなく、最終目的地としての魅力を放つ場所だという。ゴールデンウィークに行きたくなる、おすすめ「サービスエリア」を紹介。意外な楽しみ方とは・・・。

サービスエリアのショーウインドウ化を進めているのが、東北・関越・常磐自動車道を管轄するNEXCO東日本。売上高ではNEXCO中日本に及ばないものの、サービスエリアの数では上回る。その利点を生かした戦略は徹底した地域密着型。初めて開催するのが北海道・東日本にある125カ所のサービスエリアがグルメを競う「ハイウェイめし甲子園」。各サービスエリアが地域の特色を生かしたメニューで挑む。SAとPAの利用者によるネット投票で優勝が決まる。この機会を地元のアピールに生かそうと挑戦するのが茨城県の友部サービスエリアの総料理長を務めている菅沼眞二さん（59歳）。都道府県の魅力度ランキングで最下位の常連・茨城の魅力を、食を通して高速道路の利用者に伝えたい、そんな思いで奔走する菅沼さんの姿を追う。

東名高速道路「海老名SA」。サービスエリアといえば「海老名」と言われる人気を誇る。休日には上下線を合わせて1日10万人が立ち寄るという。その人気サービスエリアをプロモートするのがNEXCO中日本の事業開発・推進本部。若きリーダーの内藤聡史さん（38歳）が新たなサービスを展開しようと動き出していた。目を付けたのがライザップグループの手掛けるコンビニジム「chocoZAP」。2022年に誕生、手軽さと低価格が受け全国1300店へ急拡大している。「chocoZAP」と組んで高速道路にジムを作る計画を進める内藤さんの狙いとは・・・。