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ドローンで負担軽減「自動除雪」実用化実験 小国町

 除雪作業の負担を軽減しようと、NTT東日本などが「自動除雪」の実用化に向けた実験を山形県小国町で行いました。

 NTT東日本と小国町は2023年、デジタル技術を活用し、町の地域課題の解決を進める協定を結んでいます。
 その取り組みのひとつとして、町の高齢化や除雪業者が減少している現状を受け、「除雪ドローン」の実用化に向けて、検討が進められています。
 
 そして2月16日、NTTや町職員などが見守る中、ドローンが自動で除雪するまでの工程を確認する実証実験が行われました。

【松澤美月 記者】
「システムは、センサーで積雪を検知し、自動で除雪機が動き始める」

 センサーが赤外線で積雪を検知すると、GPSを通じて除雪ドローンに運転が指令され、自動で除雪をしていく仕組みです。

【NTT東日本山形支社 ビジネスイノベーション部まちづくりコーディネート担当 塩野将太さん】
「システムが連携し、除雪ドローンが動いてくれたことを確認できてホッとしている。課題は、ものを壊したり人を巻き込んだりすることはないのかという安全性の追求は必要」

 「除雪ドローン」については今後、実験を重ね、商業施設などの駐車場や通路などでの実用化を目指したいとしています。