フリージア・マクロス、上昇継続確信の声多数

全体相場が停滞しているせいか、派手な動きをする材料株が目立って増えてきた。４日は、自動車用ピストンリング大手の日本ピストンリング（６４６１）の株価がストップ高。アイルランドの医療機器メーカーとの共同開発が材料視された。２ちゃんねるの株板で同銘柄に対する書き込みが急増したが、内容は「引け間際に売りが増えたな…」「ストップ高連発するような材料ではないかも」など不安げなものが多かった。

同日は住宅工事のフリージア・マクロス（６３４３）の株価もストップ高した。同社が東京ソワール（８０４０）の株式を買い集めていることが大量保有報告書によって発覚。同社も同様にストップ高となった。こちらは「売り煽り勢が必死だな（笑）」など、上昇継続を確信したような掲示板への書き込みが目立つ。

材料株で勝負する場合、その材料が本物なのか偽物なのかを見極める目が必要になってくるが、なぜ日本ピストンリングの材料がいまひとつで、フリージア・マクロスの材料が有望なのか、パッと見ただけでは全くわからない。正解かどうかはすぐに見えてくるだろう。　（新井奈央）

【２０２１年６月８日発行紙面から】