「ポケモノミクス相場」関連銘柄を狙え 「AppBank」バッテリー特需期待

2016.07.23

 20日のNYダウが9日続伸し、7日連続で過去最高値を更新するなど、米国株式市場が非常に強い動きを続けている。また、政府が取りまとめる経済対策の規模が20兆円超に拡大すると伝わったこともあり、21日の円相場が1ドル=107円台の円安に振れている。このような状況を受け、投資家心理の好転が続き、日経平均は8日の1万5106円52銭を目先底に急激な戻りを演じている。

 なお、この間の物色の柱は任天堂(7974)だ。米国などで先行配信しているスマホ向けゲーム「ポケモンGO」の高人気をきっかけに、同社の株価は歴史的な高水準の商いを伴いながら急上昇すると同時に、関連銘柄の急騰も目立つ。この「ポケモンGO」の関連銘柄に関する市場の一連の反応は「ポケモノミクス相場」と呼ばれているほどだ。

 まず、AppBank(6177)は、「ポケモンGO」関連として注目する。任天堂(7974)および株式会社ポケモンから正式に攻略アプリを配信できる、「公認」を得られるか否かは現時点では不明だが、同社の配信する「ポケモンGO」関連の情報を活用して、ユーザーがプレイする可能性は高いと考える。また、スマホ関連商品を販売するストア事業で、バッテリーや、ポケモン関連商品の売り上げ増加が期待される。ちなみに、「ポケモンGO」はバッテリーの消耗が激しいといわれており、「バッテリー特需」が期待される。

 次に、イマジカ・ロボットHD(6879)も、「ポケモンGO」関連として注目する。同社は、「ポケモン」シリーズや「妖怪ウォッチ」シリーズなどのTV・劇場用アニメーション作品の企画立案から、シナリオ・演出・作画・デジタル処理までのトータルマネジメントを行い、良質なアニメーション作品の制作を主体とする、オー・エル・エム(「OLM」)の株式を取得し、子会社化した。また、連結子会社である株式会社ロボットが、株式会社ABALに出資することを決定し、VR事業を開始する。これも注目ポイント。

 そして、日本システムウエア(9739)は、英の半導体設計大手アーム・ホールディングス(ARM)関連として注目する。同社は、注力のIoTで、モバイルのCPUのARMなどと提携し、売上40億円(前期10億円)を狙うと一部で報じられている。なお、ソフトバンクグループ(9984)は18日、ARMを約240億ポンドで買収すると発表した。スマホ用CPUなどに広く使われるARMの半導体技術を取り込み、IoT事業の布石にする狙いだ。この買収をきっかけに、同社への市場の関心が高まる展開を期待する。 (株式会社カブ知恵 代表取締役・藤井英敏)

 

産経デジタルサービス

IGN JAPAN

世界最大級のビデオゲームメディア「IGN」の日本版がついに登場!もっとゲームを楽しめる情報をお届けします。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

「ソナエ 安心のお墓探し」では、厳選されたお墓情報を紹介! 相続、葬儀、介護などのニュースもお届けします。