”高さ日本一”の大鳥居の大規模改修工事進む 福岡の護国神社

福岡市の護国神社で、原木のヒノキで造られた鳥居としては日本一の高さとされる大鳥居の大規模な改修工事が進められています。
福岡市中央区にある護国神社には、昭和18年の創建時に原木のヒノキから造った大鳥居があります。
神社によりますと、13メートルの高さは原木のヒノキから造った鳥居としては日本一とされますが、一部が腐食したため、ことし9月から解体を伴う大規模な改修工事が進められています。
25日は工事の関係者が修復を終えた柱の一部の取り付けを行いました。
「貫」と呼ばれるこの柱の一部は、腐食した部分を特殊な薬剤で固めた上で鉄の板で囲っていて、作業員たちは機械を使って元の位置に戻す作業に当たっていました。
工事を担当する会社によりますと、今後、別の柱を取り付ける工事を行い、2月中の完成を目指しているということです。
松井建設の佐藤信夫技術課長は、「先人の方が工夫して造られた鳥居ですので構造的な変更はせず、現代の力で維持できるようにしたいです」と話していました。