「ワクチンパスポート」イタリアなど5か国で使用可に

今月26日から申請の受け付けが始まる新型コロナウイルスの「ワクチンパスポート」について政府は、当面はイタリアやオーストリアなどの5か国で、入国時に提示することにより、隔離措置の免除や緩和が受けられると発表しました。

新型コロナウイルスのワクチンを接種したことを証明する「ワクチンパスポート」について政府は、今月26日から、海外への渡航に必要なパスポート=旅券を持つ人を対象に、各市区町村で申請の受け付けを開始することにしています。

政府は21日、当面はイタリア、オーストリア、トルコ、ブルガリア、ポーランドの5か国で、入国時に「ワクチンパスポート」を提示することにより、隔離措置の免除や緩和が受けられるほか、韓国では隔離措置の免除に必要な複数の書類の一つとして認められると発表しました。

加藤官房長官は、記者会見で「今後とも各国との調整を進め、対象国は順次増やしていく予定だ。最新の状況は外務省の海外安全ホームページで逐次公表することにしている」と述べました。