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「楽天ペイ」と「楽天ポイントカード」のアプリ統合へ、12月ごろ

 楽天ペイメントは、スマホ決済サービスの「楽天ペイ」アプリと「楽天ポイントカード」アプリを12月ごろを目処に統合する。

左=楽天ペイメント 諸伏勇人CMO。右=同 小林重信社長

楽天ペイとポイントアプリが統合

 楽天ペイのアプリを、楽天グループの金融サービスの入口として強化するとしており、今回発表されたポイントアプリ統合との統合はその第1弾という。同社では次の段階として「楽天Edy」アプリとの統合も計画しており、将来的には「楽天カードアプリ」の主要機能やそのほかグループ内の金融サービスのアプリが持つ機能も取り込んでいくとしている。

 また、今夏にもポイント付与対象をチャージ払い時に統一。チャージ払い時に最大1.5%還元される仕組みに変更される。

 あわせて4月18日からは、キャンペーン「楽天ペイアプリのポイントカードならポイント最大10倍!」が実施される。事前にエントリーした上で、楽天ペイアプリ内の「楽天ポイントカード」のバーコードを提示してショッピングすると、初めての場合は全員、既存ユーザーは抽選で1万人に通常の10倍の楽天ポイントがプレゼントされる。

2軸で利便性追求

 楽天グループは、クレジットカードや証券・銀行のほか損害保険などのサービスを有する。楽天ペイのアプリをこうしたサービスの入口と位置づけ、各機能の統合を加速させる。楽天ポイントカードと楽天Edyの取り込みで、決済関連のサービスを統合する。

 以降、楽天カードアプリの利用明細、分割払い、キャッシングといった機能を搭載するなど、楽天カードとも連携を図る。将来的には、AIの活用で新しい顧客体験を目指すともしている。

 楽天ペイアプリは、直近でも「楽天ラクマ」の売上金を自動チャージするなどの新機能をリリースしている。楽天ペイメント 執行役員CMOの諸伏勇人氏は「入口を増やすだけではなくスムーズな入口を意識している」と楽天ペイのアプリの戦略を示す。機能の追加による「誰でも便利な楽天ペイ」と初めてのチャージ払いなら最大20%還元など、キャンペーンの展開などで「誰でもおトクな楽天ペイ」と2軸での成長を目指す。

ポイント最大10倍還元

 4月18日からはキャンペーン「楽天ペイアプリのポイントカードならポイント最大10倍!」を実施する。期間は6月3日9時59分までだが、6月も継続する予定という。

 楽天ペイアプリ内の楽天ポイントカードのバーコードを提示してお買い物をすると、期間中に獲得した楽天ポイント(期間限定)を最大で10倍付与する。始めて楽天ペイアプリ内の楽天ポイントカードを使用する場合は必ず、利用経験のあるユーザーには抽選で1万人に付与される。

 キャンペーン参加にはエントリーが必要。ポイント付与上限は200ポイントまで。付与予定時期は8月31日ごろで有効期限は10月31日までとなる。