IHI系、ミャンマーで2橋梁の建設を受注
IHI子会社で橋梁や水門などの設計・建設を手がけるIHIインフラシステムは、ミャンマー政府から2つの橋梁建設を受注したと発表した。車線を既存の橋の倍の4車線に増やし、重量車両が通行できるようにする。2023年7月の完成を予定する。ミャンマーの主要貿易国であるタイとの物流、旅客輸送をより円滑にする。
受注したのは全長797メートルのジャイン・ザタピン橋と、同480メートルのアトラン橋の新設工事。それぞれ4車線を建設する。現在、利用中の橋はいずれも2車線で耐久性が不十分だったため、重量車両は徐行するといった制限を設けていた。車線を増やし、耐久性も高めることで輸送効率を高める。
同時にジャイン・コーカレー橋など3つの橋の解体工事も受注した。IHIインフラシステムは2017年にインドのムンバイ湾を横断する大型の道路橋を受注。今後も東南アジアなど海外での橋梁受注をめざしていく考えだ。