オリックス IR参入へ 国内初、大阪で米MGMと提携
オリックスはカジノを含む統合型リゾート(IR)に参入する。このほど大手米MGMリゾーツ・インターナショナルと提携した。オリックスの井上亮社長兼最高経営責任者(CEO)は22日、大阪での事業について「MGMと組みながら考えている」と述べ、国内の大手企業では初めてIR事業への参入に意欲を示した。
オリックスによるとMGMと2018年末に覚書を交わしたという。井上CEOは同日、大阪市内での講演で、25年国際博覧会など大型プロジェクトが相次ぐことへの期待を問われ、IRへの参入検討を明らかにした。カジノ部分はMGM、IR全体の運営はオリックスを含む企業共同体が役割分担する。
大阪府・市が取り組むIR誘致を巡っては、MGMが「大阪が第一」として、大阪のIR事業に優先的に取り組むことを表明している。オリックスはMGMと構成する企業共同体について、出資するとともに、関西の大手企業数十社と出資について検討している。
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