青山商の20年3月期、203億円の最終赤字に 新型コロナ響く
青山商事は11日、2020年3月期の連結最終損益が203億円の赤字(前期は57億円の黒字)になりそうだと発表した。従来予想は20億円の赤字だった。新型コロナウイルスの感染拡大で店舗での販売が振るわない。店舗の減損損失や連結子会社の事業整理損失などで合計約175億円の特別損失を計上するのが響く。
売上高の予想は13%減の2190億円と従来予想から165億円引き下げた。入学・入社式の休止や延期などで、繁忙期の2、3月にスーツなどの販売が大きく減少する。営業損益は従来予想の90億円の黒字から4億円の赤字(前期は146億円の黒字)と一転赤字に転落する。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕