ソフトバンクGの4~6月期、純利益12%増 投資先の売却益計上などで
ソフトバンクグループ(SBG)が11日発表した2020年4~6月期の連結決算(国際会計基準)は、純利益が前年同期比12%増の1兆2557億円だった。1~3月期の最終赤字から一転、大幅な黒字に転換した。株式相場の復調や投資先の売却益計上が利益を押し上げた。スプリントが子会社でなくなったことに伴い、支配喪失利益を計上したことも寄与した。
売上高は前年同期比2%減の1兆4500億円だった。ソフトバンク事業とアーム事業は増収だったものの、ブライトスター事業が減収となった。同社は今期から「営業利益」の表示を取りやめる一方、連結業績の投資成果を明示するために新たに「投資損益」を表示する。投資利益は40%減の9829億円だった。
21年3月期通期の連結業績予想は開示していない。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕