スズキ、2月の世界生産10%増 好調のインドけん引
スズキが28日発表した2月の四輪車生産・販売・輸出統計(速報値)によると、世界生産は28万7450台で前年同月比10%増えた。2カ月連続のプラス。主力のインドが2月としては過去最高の生産台数を記録、日本国内も増加に転じた。
海外生産は6%増の19万8242台と2カ月連続で増えた。主要国別ではインドが12%増の17万8193台と2カ月連続のプラス。半導体の供給状況が改善し、「フロンクス」など品ぞろえを拡充した多目的スポーツ車(SUV)などの生産が増え、中近東・アフリカ・中南米向けの輸出が伸びた。一方でハンガリーが4%減など、インド以外では生産を落とした。
国内生産は23%増の8万9208台と2カ月ぶりのプラスとなった。前年同月は半導体不足で静岡県内の湖西工場や相良工場の稼働が計3日間停止し、その反動が大きい。「スペーシア」「スイフト」の新型車効果なども奏功した。
世界販売台数は2カ月連続で増加し、11%増の28万8140台だった。
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