米国株「配当貴族」の没落 引き締め長期化、薄れる魅力
米州総局 竹内弘文
30日〜5月1日の米連邦公開市場委員会(FOMC)を前に金融引き締め長期化への懸念が強まっている。あおりを受けているのが「配当貴族」の異名を持つ企業の株価だ。株主還元を長期に拡充させてきた銘柄が高金利下で「没落」している。
小売り大手ターゲットは52年、建機大手キャタピラーは30年――。連続増配の記録だ。米S&P500種株価指数の採用企業のうち両社のように25年以上増配を続けている67銘
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