名ばかり「資本コスト経営」に市場の厳しい目
本脇賢尚
東京証券取引所が上場企業に「資本コストや株価を意識した経営」を要請してから1年あまり。具体策を開示した東証プライム企業は3月末時点で885社と半数を超えた。ただ開示企業の株価は振るわず、投資家が実行性に疑念を抱く事例が目立つ。今後は開示内容の「質」が厳しく問われそうだ。
17日の日経平均株価は大幅に3日続落し、終値は約2カ月ぶりに3万8000円の節目を下回った。昨春以降の歴史的な株高を導いた大き...
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