藤田観光、椿山荘だけじゃない 危機から復活ROE30%
鎌田旭昇
「ホテル椿山荘東京」などを手掛ける藤田観光の業績が急回復している。新型コロナウイルス禍に債務超過の危機に直面して構造改革を断行した。投資を絞った「追い風参考値」とはいえ、2023年12月期に自己資本利益率(ROE)が30%を超えた。2月には株価が15年半ぶりの高値をつけた。元老・山県有朋ゆかりの名門ホテルは復活したか。
2月下旬、東京・新宿のビジネスホテル「ホテルグレイスリー新宿」。スーツケース...
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