住友重機械、秘めた実力1兆円 逆転の切り札は半導体
茂野新太
住友グループの源流である別子銅山(愛媛県新居浜市)で使う機械の工場として、1888年に産声を上げた住友重機械工業。長い歴史の中で事業の裾野を広げてきたが、強みが見えにくくなり現在の企業価値は理論値の7割にとどまっている。実はある半導体製造装置の分野では世界最大手の牙城を崩せるほどの実力もある。半導体銘柄への転身を図れば、企業価値の毀損を脱する可能性も秘める。
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