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2023.09.20
リリース

Genentech社と提携しました

2023/9/20にGenentech社とRI-PDCの共同研究開発・ライセンスに関する提携を発表しました。

ペプチドリームのPDPS技術を活用し、ターゲットとなる細胞に選択的に放射性物質を運ぶためのペプチドを同定し、RI-PDCとしての開発を進めます。

ペプチドリームとPDRファーマではRI-PDCに関して一体化した創薬研究を進めており、有望な候補化合物について動物を用いたin vivoイメージング研究を迅速に実施することが可能となっています。自社開発品に加え、今回のような提携プログラムについても研究機能を最大限に活用していくことができると考えており、より多くの役割をペプチドリームグループとして担っていきたいと考えています。

今回の提携により、Genentech社から契約一時金として約59億円を受け取ります。また、今後、開発・承認・販売マイルストーンフィーとして約1,477億円を受け取る可能性があります。さらに日本国外でGenentech社が製品化すると、段階的なロイヤルティーを受け取ることができます。

ペプチドリームグループとしてRI-PDC創薬ケイパビリティの役割期待に加え、放射性医薬品に対する高い治療効果への期待というものもあり、今般の大型の提携につながりました。

本件は期初からの業績予想に含まれており、Q2の決算説明会で新規案件として見込んでいた55~65億円に含まれます。今期下期に複数の新規案件を見込んでおり、現在も複数の交渉が進められています。(2023/8/9 決算説明会資料より)

なお、日本国内の権利についてはペプチドリームで保持しており、将来的にPDRファーマで開発・販売することを想定しています。

昨日のブログ(「RayzeBio社が上場しました」)でも、RayzeBio社との提携プログラムの日本の開発・販売をPDRファーマで実施することを想定していると説明させていただきました。

このように、RI-PDCに関しては、国内の権利をペプチドリームが保有することで、PDRファーマのパイプラインを拡充していきたいと考えています。

RI-PDCに関する提携のパターンを分類したのが下の図です。今回のGenentech社との提携は②にあたります。

Getentech社とは2015年以来の提携先ですが、今回はRIという新規の領域での提携であり、ペプチドリームとしては日本の権利を保持したいという考えが強くあったため、提携交渉は時間をかけて行いました。ペプチドリームのRIへのフォーカスという今後の戦略に沿った動きとして、RayzeBio社のプログラムとも併せて今後の進捗に注目していただけるとありがたいです。