3日の「菅首相が辞任の意向 総裁選も不出馬」とのニュースを受け、投資環境が劇的に改善した。日経平均の2日終値は2万8543・51円だったが、8日は3万181・21円となった。僅か4営業日で1637・70円(5・74%)も上昇した。
菅氏の退陣で、次期衆院選で自民党の大敗は避けられるとの期待が高まった結果だ。需給面では、10日の先物・オプションの9月物のSQ算出が直前に迫り、先物を売り建てていた投資家が、慌てて買い戻しを急いだとみられる。
当面の日本株は政策期待を背景に堅調に推移する見通しのため、「強気」で対処したい。
まず、LAホールディングス(2986)は、好業績が注目ポイント。
2021年12月期第2四半期業績は、売上高、営業利益、経常利益、当期純利益のいずれも対前期比において大幅な増収増益、上半期としては売上高、利益面ともに過去最高を更新した。当第2四半期のトピックスとしては、新市場区分「グロース市場」に適合し、自己資本比率が20%と大幅に改善し、複数の大型プロジェクト用地の仕入れ契約締結済みにより、下期は多様な商材を増強したことだ。
なお、21年12月期通期連結業績は、売上高は177億円(前期比28・7%増)、営業利益は21億円(同86・8%増)の見通し。