5efさんこんにちわ。アメリカの偏頭痛治療の現状に即していうと「トリプタン製剤が山ほど出ている」はどちらかというと問題の背景であって、効果が短時間しかもたないトリプタン製剤が不適切に多用され過ぎてその副作用が問題となっていることは、Atzumiのような長時間の効果を持つDHE製剤が求められる理由のひとつに挙げてよいでしょう。

アメリカでは片頭痛外来に来る片頭痛患者の50％が薬物乱用頭痛（MOH）とされており(*1)、その原因を辿って患者が何を使って薬物乱用頭痛に陥ったかを確認すると、かの悪名高いオピオイド (48%)に次いでトリプタン (16%)が原因の上位に挙がります(*2)。片頭痛治療薬は一般に月に10日以上使用すればMOHの可能性があるとされていますが、トリプタンの中で最も多く処方されているスマトリプタンは血中半減期が2時間しかなく効果がすぐ切れるため、片頭痛が頻発あるいは長時間続く患者さんではトリプタンを使えば自然と使用量が多くなってしまうという流れで、片頭痛薬トリプタンが頭痛を引き起こす皮肉なケースが多く見られる状態です。

これに対してDHEは持続効果が24〜48時間と長いことが知られており、それなら長時間・頻発の患者さんには最初からDHEを使ってもらえばいいじゃあないかという話ですが、これまでは流れ落ちやすい液状スプレーなど効果が不安定な投与方法しかなかったため、DHEの使用は年々減って長らく治療の脇役となっていた現実がありました。ここにDHEを微細粉末化して鼻腔粘膜に貼りつかせることに成功したAtzumi(STS101)が登場したことで状況に変化が生じ、国際頭痛学会の元会長であるラポポート博士が「現在市販されている注射剤と液状点鼻スプレーには重大な欠点があり、処方、使用、そして患者への受け入れが限られています。STS101に関してこれまでに得られたデータ全体は、片頭痛発作の急性期治療のパラダイムを変革する可能性を示しています」と評価する(*3)状況が生まれたわけです。

Atzumiに関しては、今年6月に学会発表されたAtuzumiの長期使用が片頭痛の発生自体を減少させる効果や9月に議会に出された片頭痛法案(HEADACHE Act)が市場性にも関わる新しいファクターとして出現しており（いずれもポジティブな要素）、パートナー交渉でもこの扱いで調整が必要になっているのかもしれませんが、実際に使用した片頭痛患者の7～8割が利用可能であれば使用する可能性が高いと回答する(*4)期待の大きい薬なので、上市に向けたなるべく早い進展が望まれますね。

(*1)日本頭痛学会HP「頭痛の診療ガイドライン2021」 p.351

(*2)https://headachejournal.onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1111/j.1526-4610.2009.01364.x

(*3)https://www.globenewswire.com/news-release/2022/09/20/2519210/0/en/Satsuma-Pharmaceuticals-Announces-Positive-Results-from-the-Ongoing-STS101-ASCEND-Phase-3-Open-label-Long-term-Safety-Trial.html

(*4)https://headachejournal.onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1111/head.15086

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さっさと販売しろよ

これは結構妥当な意見かな。
トリプタン製剤が山ほど出ている今の時代、医学的に言って古い薬で副作用も強いDHEを使う意味はあまりなさそうだし、少なくとも市場はかなり小さそう。
液体に対して粉末DHEに凄い優位性が有るとも思えない。
あくまでも本業のオーガニックな成長がカギになりそう。

さて、しょーもない会話は消してくぞ。
これも含めて。

ここも売ったら悲惨なことになるよ

売りやろ？　さむいな

ここ半年は半導体が熱かったんで向こういってたな。
そろそろＡＩ相場も微妙になってきたんで、ここの下げを取りにきた。

理屈っぽいなー　で今年儲かってるん？　そうは思えんけどな

まあ、外資はとかげのしっぽはくれてやれで売り増しとるね。
計算日空売り者増減量
2025/12/02JPモルガン証券+39,300
2025/12/02Merrill Lynch international+19,400
2025/12/02Barclays Capital Securities+26,300
2025/12/01Merrill Lynch international+7,800