今回の「Zepbound値下げ」は、一見ネガティブに見えて、実はOrforglipron（オルフォグリプロン＝中外創製）にとって超ポジティブなニュースだと思っています。

ポイントは3つです。

① リリーが“薄利多売モデル”に本気で舵を切った
高価格で一部富裕層に売るモデルから、「価格を下げて一気に大衆薬にする」方向へシフトしたのが今回の値下げ。
真の本命は、製造コストが高い注射のZepboundではなく、原価が激安の経口GLP-1・Orforglipronだと考えるのが自然です。
ちなみに競合であるリベルサスの製造原価はOrforglipronとは桁が一つ違います。

② LillyDirect＋トランプ・ディール＝Orforの“高速道路”完成
今回値下げしたのは直販サイト「LillyDirect」。ここで患者基盤と物流を作っておき、
将来常温で送れる飲み薬Orforglipronを一気に流し込む準備が整った形です。
さらに、トランプと「メディケア向け月50ドル」のディール済み＋CNPV（国家優先バウチャー）で2026年初頭の迅速承認コースまで敷かれている。

③ 中外は“ロイヤリティ商売”なので、薄利はリリーが被り、多売の果実だけもらえる
中外の収益は「Net Sales×ロイヤリティ％」。製造コストや販管費はリリー持ちなので、
単価が多少下がっても、数量が爆発すれば中外の取り分（しかもティアードで％も上がる可能性大）はむしろ最大化されます。

結論として、
「Zepbound値下げ＝Orforglipronが爆発的に売れるための露払いが始まった」
＝中外製薬にとっては、将来キャッシュフローの津波が近づいていることを示すシグナルと見ています。

「トランプ政権との合意から1か月、イーライリリーが自社サイトで人気の減量薬の価格を引き下げ」 

イーライリリーは、人気の肥満・減量薬「Zepbound（ゼップバウンド）」について、自社のオンライン医療プラットフォーム「LillyDirect」での販売価格を引き下げると発表しました。
この動きは、トランプ政権と「肥満治療薬のコストを下げる」ことで合意してから、約1か月後に出てきたものです

薬価が下がってやばい、という感想で上値が抑えつけられるように見えますが
今後のことをよく考えれば中外製薬にとっては超ポジティブな材料かと思います
orforglipronをイーライリリーに導出したのは大正解だったと思います

オルフォルグリプロンはまだ申請出てないですよね？少なくとも公式発表されていないし、ニュースでも見てない。
また、迅速審査になると言っているのは飽くまでもアナリストやメディアです。イーライ・リリーのCEOは飽くまでもFDAの判断に従うと過去にコメントしてました。

ただ動き出すと止まらないくらいの期待感はありますので、そこまでは押し目があってもそれほど気にすることは無いと思いますよ。逆に動き出す前の期待感での上昇は、先週からの動きみたいになったりすると思います。

そこそこ良い買い場でした。でも、明日もし、そうで無ければ（下落すれば）更に買い増しするだけですよ。ラッシュに向けてドンドン仕込まないと。

底を狙ってたら永遠に買えないわよ。私は尻尾はくれてやれ、のつもりで、昨日買いました。

明日8000を割らなければ、ひとまずダブルボトムだと判断できそうですかね。
リリーの下落も短期の調整だろうという意見で悲観ムードが無いので、早めに戻ってくれれば「良い買い場だったね」で終われると思います。
オリフォルグリプロンの申請はリリーが米国政府に優先審査申請を行っているので、動き出せば期待感から中外も9000行くと自分は思ってますけどね。

もう買った時までは戻らないのか…買い増しのタイミングがわかりません

きれいなダブルボトムを形成しました。これからリリーのCNPVの申請と上市を待つのみ。買い一択

8000円で底固めの形になってほしいですな～。(^^;)

株価にある程度織り込み済みの話以外でパイプラインとその周辺、競合の話題が欲しいね。